最強ギルドの座をかけ、ナツたちの新たな物語がはじまる。ナツたちが不在だった7年の間に、フィオーレ王国最弱の魔導士ギルドとなってしまった「妖精の尻尾(フェアリー()テイル)」()は、No.1ギルドを決める祭典・「大()魔闘演武」での優勝を目指す。大会四日目、ナツ&ガジルは、現最強ギルド・「剣咬の()虎(セイバートゥース)」の双竜と呼ば()れるスティング&ローグと対戦。ナツは、双竜が放()つ渾()身の合()体魔法(ユニゾンレイド)()を、ギルドで育まれた想いの力と圧倒的なパワー()で撃破する。この勝()利により、見事1位に踊りでて歓声をあげるフェアリー()テイルとそ()のメンバーたち。一方、対戦途中でナ()ツにより闘技()場から追いやられたガジルは、偶然にも闘技場の地下でドラゴンの死骸が()大量に横たわる墓場を発見する。また、大魔闘演武の裏で暗躍する「ゼレフ()と似た魔力を持つ者」を探してい()たジェラールは、ついにその人物を追い詰めるが、素顔を見て驚愕()する。大魔闘演武最終日、()7月7日。この日は、かつて()ドラゴ()ンが一斉に姿を消した日でもある。大会最終日の始まりとともに、それぞれの思惑が()絡み合い()、新たな事実が動き出そうとしていた。
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